盛り上がったきずあとの治療

投稿日:2019年4月25日 | カテゴリ:コラム | タグ:

ケロイド

ケロイドや肥厚性瘢痕は皮膚にできたキズが治る過程で
過剰に線維成分がつくられて盛り上がったものです。

赤~茶褐色調で硬みをおびたできもので、
かゆみを伴うこともあります。

すり傷や手術のキズ、ニキビのあとにできることが多いのですが
特に皮膚の緊張が強い部分にできやすく、
前胸部や上背部、2の腕やフェイスラインが特に出来やすい部位です。
お腹から太ももにかけての部位もよく見られます。
膝頭の擦り傷の後に盛り上がってくる場合も多いです。

深い傷や治るのに時間がかかった傷はできやすくなります。

治療

一度できてしまうとなかなか治りにくいですが、
ステロイドのテープや注射、飲み薬などで
かゆみや盛り上がりを改善する治療をします。

ステロイド注射

ケナコルト

 

盛り上がった患部にステロイド剤を注射し治療します。

2週間に1回程の頻度で何回か繰り返すと少しずつ平坦になっていきます。

ステロイド密封療法

ステロイドのテープ剤を患部に貼ります。
注射より改善には時間と貼る手間がかかりますが、痛みを伴わずにおこなえる治療です。

トラニラスト内服

リザベン

トラニラスト(リザベン)は抗アレルギー剤で
ぜんそくやアトピー性皮膚炎の治療に処方されている薬ですが、
ケロイドや肥厚性瘢痕に対しては
線維芽細胞のコラーゲン合成を抑えることにより効果を発揮します。

シリコンジェルシート

作用機序はまだはっきり分かっていませんが
患部に貼っておくことで物理的な刺激の除去ができ、また瘢痕の色や高さがとれてきます。

 

その他、漢方薬の内服などの治療もおこなっています。