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低温やけどについて

今頃の寒い時期になりますと例年湯たんぽやアンカ、カイロ、こたつなどで低温やけどを起こして受診される方が多くなりますのでご注意ください。

低温やけどとは、上記の様なものに長時間皮膚が接することで、やけどをおこしてしまうものです。
60℃で5秒程度、50℃で3分程度、44℃でも6~10時間の接触で、皮膚が損傷を受けるといわれています。

特に、知覚や運動に麻痺がある方、糖尿病等で手足の循環が悪い方、皮膚の薄い高齢者、寝返りができない赤ちゃんや泥酔している方等が、熱さや痛みに気づかなかったり、同じ姿勢で暖房器具が体に触れた状態になりやすいので、低温やけどをおこす危険が高いです。

受診された方にお話を聞いておりますと冒頭に書いたような暖房器具にあたったまま寝てしまったという方がほとんどです。
就寝時は使用せず、寝る前にふとんにいれておきふとんが温まったら使用は中止して(ふとんから出すなどして体から離す)から寝るようにしてくださいね。

カイロは貼るカイロを使用されている場合に同じ部位にあたったままになりやすいので長時間使用しないことや直接皮膚に当てないようにする、使用する部位をずらす、また、ベルトなどで貼った部位を圧迫しないようにするなどしてください。
湯たんぽと同じく貼ったまま寝るのは厳禁です!

低温やけどは初めはたいしたことが無いように見えても結構深いことが多いです。
気がついたときには発赤や水ぶくれだけだったのが時間が経つと皮膚が黄色や黒くなって壊死(=細胞が死んでいること)しているのがわかるようになります。

こうなると治るのに時間がかかります。
場合によっては壊死した皮膚を切除したり植皮が必要になることもあります。

壊死した患部はケロイドや色素沈着などの跡を残す場合が多いので、低温熱傷はおこさないように用心することが最も大切です。

また起こしてしまった場合は自己判断で治療せず早めに受診し、治療をうけるようにしてくださいね。

皮膚科ちえこクリニック

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