にきびあと

近年にきびは治療において新しい薬剤が

国内でも処方されるようになり

保険治療でも充分良好な状態を保てるようになってきました。

しかしながら、初期治療の遅れや不十分な治療で

にきびあとに悩まれている方も多いです。

にきびの治療を早く開始すればするほどにきびあとは残りにくくなります。

にきびあとも色の変化だけであれば、時間と共に良くなっていきます。

これに対してへこんだにきびあとは難治な傾向があります。

当院ではにきびの予防から、にきびの治療、にきびあとの治療にも対応しています。

にきびあとの治療

にきび・ニキビあとの赤み

にきび・にきびあとの赤みを治すにはまず炎症を十分におさめることが必要です。

抗菌作用のある外用剤や程度によっては抗生物質や漢方薬の内服も併用して化膿したにきびを治し、炎症をとります。
炎症が長引かなければあとは残りにくくなります。

赤みを薄くする方法は
毛穴のつまりを解消し、にきびの内容が排出されるようにして
炎症が起こったにきびを早く治し、かつ皮膚の新陳代謝を活発にし
にきびの治癒を促進するケミカルピーリングや
トレチノインを用いた治療法と赤い色に吸収される波長の光治療器で
炎症で拡張した毛細血管を縮め、赤みを薄くする方法があります。

またにきびあとのへこみ治療に有効なフラクショナルニードルシステム、
フラクショナル炭酸ガスレーザーによる治療も
にきびやにきびあとの赤みを消退させるのに有効です。

クリアタッチS

フラッシュランプ装置により
430-1100nmの光を照射することのできる治療器です。

 

クリアタッチ

光とその熱でニキビ菌を殺菌、また炎症性ニキビの赤みを改善する作用や
皮脂の分泌を抑えるなどの作用があります。
ニキビやニキビの赤みを治しながらニキビのできにくい肌にします。

洗顔後、光をあてその後は通常通りにメイクできます。

治療は週1~2回で8~10回程を目安におこないます。
早い段階で効果が見られても
1ヶ月間は治療を続けて良い状態を保つようにします。

アイコン(ICON)

しみや血管病変に効果のある広い波長を出せる機械です。

皮膚の冷却システムにより
高出力でも安全に治療することが出来ますので
これまでの光治療器で効果が出なかったしみやソバカス、
 赤ら顔、赤いにきびあとを改善することができる装置です。

症状にもよりますが、月1回で5~6回程度繰り返して治療をおこないます。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは
グリコール酸、乳酸、サリチル酸などのピーリング剤を
塗布し皮膚の再生を促す治療法です。

皮膚への作用にはつぎのようなものがあります。
古い角質の除去によるしみ、くすみの改善。
毛穴の角栓除去によるニキビの予防、治癒の促進、 皮膚の新陳代謝の促進 など

新しいにきびをできにくくしたり、にきびあとの赤みや
しみをはやくなおしたい時におこないます。

サリチル酸マクロゴールピーリング剤

にきびあとのしみ

にきびあとのしみは
にきびの炎症がなかなか治らず長引いた時、
赤みがおさまってくるとしみが目立ってくるようになります。
こういう炎症後色素沈着は時間の経過と共に少しずつ薄くなっていきますが
1年を越えても残ってしまったり、
治りが遅く早く治したいときは美容皮膚科治療を行います。

にきびの炎症によって生じた色素沈着(しみ)には
いきなりレーザーや光治療で治療すると
再度炎症を起こすことになってしまいますので
マイルドな方法でゆっくり治していきます。しみ治療に処方するぬり薬
トレチノイン・ハイドロキノンを炎症を起こしすぎないように
注意しながら塗っていきます。

しみのぬりぐすり

トレチノインが肌に合わない場合は
ケミカルピーリングで皮膚の新陳代謝を促して
しみの色素を皮膚の外に排出するのを助けながら
エレクトロポレーションやイオン導入で美白作用のある
ビタミンCを導入するのも治りを早くします。

ピーリングも肌に合わないときは
エレクトロポレーションやイオン導入のみを繰り返していく方法もあります。

なかなか通院できない方は
ホームケアにビタミンC誘導体を組み込むのもよい方法です。

へこんだにきびあと

にきびの炎症で毛穴の壁が破壊されると周囲の真皮部分に強い炎症が起きて
にきびあとのへこみを作る原因になります。
にきびを押し出そうとして無理に潰したときもなりやすいです。

にきびあとのへこみの治療はなかなか難しいので
作らないようにするのが最も大切なことです。

にきびあとのへこみを改善する治療はフラクショナルニードルシステムや
フラクショナル炭酸ガスレーザーで皮膚に微小な点状の穴を開けることによって、
創傷治癒機転が起こって皮膚のいれかわりと再生を促す治療をおこなっています。

にきびあとがまったく消えて無くなってしまうという画期的な治療では現状ありませんが
治療をおこなうことでへこみが浅くなったり、目立ちにくくなっていきます。

へこみの程度や患者さんのライフスタイル(ダウンタイムの許容範囲、通院可能回数など)に
よってどの治療をするか決めています。治療ご希望の際はまずは診察にてご相談下さい。

もりあがったにきびあと

にきびケロイド(もりあがったにきびあと)は
にきびが腫れあがったり、中に膿がたまって嚢腫を作った場合などにできやすく
皮膚にできたキズが治る過程で過剰に線維成分がつくられて盛り上がったものです。

一度できてしまうとなかなか治りにくいですが
以下のような治療で改善することができます。

ステロイド局注

盛り上がった患部にステロイド剤を注射し治療します。

2週間に1回程の頻度で何回か繰り返すと少しずつ平坦になっていきます。

ステロイド注射剤

ステロイド密封療法

ステロイドのテープ剤を患部に貼ります。
注射より改善には時間と貼る手間がかかりますが、痛みを伴わずにおこなえる治療です。

隆起部分にはるときにはコツがありますので診察にてはりかたを説明しています。

ステロイドテープ剤

トラニラスト内服

トラニラスト(リザベン)は抗アレルギー剤で
 ぜんそくやアトピー性皮膚炎の治療に処方されている薬ですが、ケロイドや肥厚性瘢痕に対しては
線維芽細胞のコラーゲン合成を抑えることにより効果を発揮します。

トラニラスト

その他、漢方薬の内服でも改善する例があります。

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